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東洋のススメ 春の養生法 その2
季節、気候が体に及ぼす影響などを「陰陽」を踏まえて前回お伝えしました。
正直もっとお伝えしたい事、東洋の言葉の表現など色々あるのですが、
あくまでも患者さん目線で伝え、読んでて飽きない内容を目指してお伝えしていこうと思います。
それでは春の具体的な食養生です。
<苦味の食べ物>
春は菜の花、ふきのとう、タケノコ、タラの芽、ワラビ、ゼンマイ、こごみなどの
苦味で意識や身体のスイッチを入れ、五臓六腑の働きを活性化させます。
<肝気を盛んにする食べ物>
春の低温の内はタケノコ、にら、ニンニクの芽で肝気を適度に盛んにする。
<気鬱改善の食べ物>
気を巡らせる酸味の強い柑橘類や春菊、ジャスミン茶。
<のぼせや気のつき上げを改善>
せり、セロリ、春菊、水菜。
<肝気のバランスをとり、熱邪をさます食べ物>
酸味の食べ物(ハッサク、キウイ、苺)、トマト。
<肝血を補う食べ物>
ほうれん草、レバー、貝類、海藻、肉類。
<中年以降の肝気の問題を改善する食べ物>
中年以降の肝気の問題から下半身の弱りを招くものについては
根菜類(レンコン、ごぼう、にんじん)や山芋。
春は「肝気」の問題が進み「胃腸」に影響を生じ気鬱となり気の巡りの停滞が生じることがあります。
「ボーッ」とします。
こういう方は苦味のあるものでスッキリさせたいと考えるのと、
カフェインを取ることにより一時的に気を巡らせようとするので
コーヒーを好み、多飲される方が多い様に思います。
朝が弱い方も多いですね。
当院では「肝気」の問題が強い方にはカフェインを必ず控えてもらいます。
そして「肝気」の問題が強くなると東洋医学の五行の関係から胃腸症状を呈してくる方も多いです。
その方にはジャガイモ、豆類、生姜、紫蘇など消化の良いものを食べ胃腸の働きを整えます。
また、甘いもの、もち米類、180度以上での調理した食べ物を控えてもらいます。
やたらと「チョコレートを欲する」
やたらと「酸味の食べ物を欲する」
思い当たることありませんか?
これらにはちゃんとした理由と根拠があります。
当院の鍼治療は「オーダーメイド治療」です。
一人一人治療法や養生指導なども異なります。
もしご覧の皆さんで自身の体について「もっと知りたい」という方がいましたら
ぜひご連絡をお待ちしています。
- 2021.01.26